年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	15	167	92	158	201	337	801	1178	1159	275

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040080x099x0xx	肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（１５歳以上）　手術なし　手術・処置等２　なし	61	16.26	14.34	11.48	76.98
040081xx99x00x	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	34	32.26	21.69	52.94	82.62
110310xx99xxxx	腎臓または尿路の感染症　手術なし	21	13.48	12.60	19.05	79.76

入院契機となる疾患は高齢者の肺炎が多く、入院前から多くの基礎疾患を持ち、活動性が低下しています。
病状の安定が得がたく、日常生活能力がさらに低下するために、入院当初から早期離床を目的に急性期リハビリが介入しています。
地域包括ケア病棟では、中長期間の療養生活が必要な方については、継続して基礎疾患の管理、及び維持期リハビリを提供することで廃用予防に努め、地域の慢性期病院・介護施設への調整を行っています。
一般病棟での在宅復帰率は90％、地域包括ケア病棟での在宅復帰率は85％となっています。
また、一般病棟での平均在院日数は17日程度、地域包括ケア病棟はでの平均在院日数は24日程度となっています。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	61	12.49	10.93	6.56	78.59
060100xx03xx0x	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）　内視鏡的消化管止血術等　定義副傷病　なし	24	4.46	2.76	0.00	72.04
150010xxxxx0xx	ウイルス性腸炎　手術・処置等２　なし	23	9.17	5.50	4.35	57.57

消化管疾患を中心とした治療を行っています。内視鏡センターでは、吐血、下血、除石等、緊急時に対応でき、速やかな治療を行っています。

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050130xx99000x	心不全　手術なし　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	67	31.37	18.30	5.97	82.54
040080x099x0xx	肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（１５歳以上）　手術なし　手術・処置等２　なし	31	30.90	14.34	9.68	84.00
050050xx99100x	狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術・処置等１　１あり　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	28	5.18	3.07	7.14	68.86

多くの基礎疾患を持つ高齢患者が多い状態となっています。重症化で入院した場合、当院では病状の安定が確認できるまでを目標設定としています。結果的に在宅復帰を目指す診療を提供しています。例えば心不全・狭心症の疾患に対して、心大血管リハビリテーションを提供しており、主たる効果は運動耐容能の増加により，これに伴い労作時呼吸困難や疲労感などの心不全症状や狭心症発作など，日常生活同一労作における諸症状を軽減してQOLを改善しています。
一般病棟での在宅復帰率は97％、地域包括ケア病棟での在宅復帰率は85％となっています。
また、一般病棟での平均在院日数は15日程度、地域包括ケア病棟はでの平均在院日数は24日程度となっています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060160x002xx0x	鼠径ヘルニア（１５歳以上）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア　定義副傷病　なし	60	8.32	5.14	1.67	70.42
060335xx0200xx	胆嚢水腫、胆嚢炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　なし	42	10.48	7.84	2.38	65.88
060020xx01x0xx	胃の悪性腫瘍　胃全摘術　悪性腫瘍手術等　手術・処置等２　なし	27	30.33	20.63	0.00	71.33

一般外科、消化器外科を中心に、数多くの疾患の診断、治療を行っています。表の上位３疾患の治療は低侵襲である腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節大腿近位骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等	88	51.69	28.70	3.41	82.11
160620xx01xxxx	肘、膝の外傷（スポーツ障害等を含む。）　腱縫合術等	53	23.75	11.98	0.00	30.70
160760xx97xx0x	前腕の骨折　手術あり　定義副傷病　なし	29	9.38	5.70	0.00	52.52

外傷による患者が、大部分を占めています。ほとんどの外傷では、手術後リハビリも行う為在院日数が全国に比べ高くなっています。また、膝の専門医によるスポーツ外来もあり、競技復帰までサポートを行っています。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x099030x	脳梗塞（ＪＣＳ１０未満）　手術なし　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　３あり　定義副傷病　なし	92	45.66	18.08	1.09	74.92
010030xx9910xx	未破裂脳動脈瘤　手術なし　手術・処置等１　あり　手術・処置等２　なし	63	2.03	3.15	0.00	67.37
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	41	16.39	10.02	4.88	75.51

入院した脳梗塞では軽症例が最多ですが、適応があれば、全例tPAや血管内治療（血行再建術）を行っています。
提示された未破裂動脈瘤患者数は検査目的の入院数を表し、破裂リスクの高い症例では引き続き、血管内治療、開頭クリッピング術など根治術を行っています。
提示された頭蓋内損傷例は軽微な外傷の明らかな例に限られており、全体数は年間６０例程になります。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患　手術あり　片眼	249	2.83	3.01	0.40	74.00
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患　手術あり　両眼	63	10.38	8.42	1.59	78.08
020320xx97xxxx	眼瞼、涙器、眼窩の疾患　手術あり	-	-	3.43	-	-

高齢の患者さんが多いため、入院での白内障手術症例がほとんどを占めています。加齢に伴う眼瞼下垂や眼瞼内反症などの眼瞼手術も行っています。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030400xx99xxxx	前庭機能障害　手術なし	72	6.21	5.31	0.00	66.08
030390xx99xxxx	顔面神経障害　手術なし	12	13.92	9.79	0.00	60.42
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　手術なし	-	-	5.53	-	-

前庭機能障害などの急性疾患に対応しています。脳神経外科、神経内科と連携し中枢性疾患の鑑別も行っています。また、扁桃炎、アレルギー性鼻炎なども、耳鼻咽喉科で治療をしています。

神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x099000x	脳梗塞（ＪＣＳ１０未満）　手術なし　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	10	25.20	15.80	0.00	77.90
010160xx99x00x	パーキンソン病　手術なし　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	-	-	19.00	-	-
040081xx99x00x	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	-	-	21.69	-	-

脳梗塞の患者を内科的に治療しており、リハビリも行っています。脳梗塞やパーキンソン病患者さんがおこしやすい誤嚥性肺炎についても、治療を行っています。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
110070xx0200xx	膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等１　なし　手術・処置等２　なし	39	11.90	7.59	74.64
110080xx991xxx	前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１　あり	36	2.50	2.72	67.74
11022xxx03xxxx	男性生殖器疾患　精索静脈瘤手術等	34	3.06	3.56	32.71

尿路性器腫瘍に対して、生検、診断、治療を行っています。また、男性不妊外来もあり、県外から患者が来院し、手術を受けています。

糖尿病血液内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
100070xxxxxxxx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）	40	14.98	15.35	0.00	70.10
130030xx99x40x	非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２　４あり　定義副傷病　なし	23	38.61	17.69	8.70	72.91
130060xx97x00x	骨髄異形成症候群　手術あり　手術・処置等２　なし　定義副傷病　なし	11	31.00	15.36	0.00	83.82

生活習慣病である糖尿病の患者が多く、糖尿病教育入院、インスリン導入、そして院内の他の科と連携し、合併症の治療も行っています。また、貧血、白血病、リンパ腫、骨髄異形成症候群など血液疾患全般の治療を行い、化学療法も実施している為、入院日数が長くなっています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	31	28	11	-	-	19	1	6
大腸癌	-	31	24	-	-	24	2	6
乳癌	-	15	-	-	-	10	1	6
肺癌	-	-	-	-	-	-	1	6
肝癌	-	-	-	-	-	32	2	6

	患者数	平均在院日数	平均年齢
重症度 0	-	-	-
重症度 1	13	21.92	72.38
重症度 2	24	14.79	74.25
重症度 3	15	18.47	81.53
重症度 4	21	27.43	77.48
重症度 5	35	24.54	86.80
不明	-	-	-

ICD10	傷病名	発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
G45$	一過性脳虚血発作及び関連症候群	3日以内	12	7.75	72.92	0.00
その他	-	-	-	-
G46$	脳血管疾患における脳の血管(性)症候群	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
I63$	脳梗塞	3日以内	196	49.87	76.99	15.80
その他	-	-	-	-
I65$	脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの	3日以内	-	-	-	-
その他	30	4.70	75.10	0.00
I66$	脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
I675	もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症>	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
I679	脳血管疾患，詳細不明	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	47	2.47	24.06	10.64	79.43
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層）	32	2.38	18.03	3.13	71.50
K654	内視鏡的消化管止血術	30	2.93	17.80	3.33	71.13

内視鏡センターを設置しており、緊急対応、検査、診断、内科的治療を行っています。また、内科的治療が難しい患者や検査後外科的治療が必要な場合は、当院外科と連携し、治療を行っています。

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極）	21	5.52	29.76	0.00	78.10
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術　その他のもの	19	4.05	8.53	0.00	69.21
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術　急性心筋梗塞に対するもの	17	0.06	29.29	5.88	67.41

恒久ペースメーカー移植術、冠動脈インターベンションを行っています。高齢患者が多く、術後の病状が安定になるまで経過を管理しています。
慢性期病院などへの転院、もしくは在宅復帰が可能を目指して診療を行っています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	75	3.43	7.35	4.00	66.85
K6335	鼠径ヘルニア手術	65	1.51	5.91	1.54	70.37
K6572	胃全摘術（悪性腫瘍手術）	18	6.61	25.56	0.00	74.00

消化器科と連携し、内科的治療が難しい患者の外科的治療を行っています。また、がん患者の手術も行っており、術後はハイケアユニットで手厚い術後管理、看護を行っています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術（肩甲骨、上腕、大腿）	72	3.25	45.93	31.94	78.14
K0483	骨内異物（挿入物を含む）除去術（前腕、下腿）	46	1.09	3.46	0.00	42.67
K0811	人工骨頭挿入術（肩、股）	38	4.76	43.74	36.84	80.87

外傷（転倒、転落、交通事故等）に対して、24時間365日体制で診療を行っています。それにより緊急手術も可能となっています。また、術後の経過観察も十分に行っていますので、骨内異物除去術（抜釘）の件数も多いです。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K1692	頭蓋内腫瘍摘出術（その他）	57	3.35	35.30	24.56	64.21
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	53	3.70	20.26	11.32	80.70
K1781	脳血管内手術　１箇所	29	0.97	43.76	3.45	70.17

多様化、高度化する脳神経外科治療において、新しい高度医療を行っています。脳腫瘍手術は、県下有数の実績を誇り、最新ナビゲーションシステムによる先進的手術を行っており、脳卒中に対しては、低侵襲の血管内治療を行っています。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術　眼内レンズを挿入する場合　その他のもの	307	0.01	3.34	0.33	74.88
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術　網膜付着組織を含むもの	-	-	-	-	-
K2683	緑内障手術　濾過手術	-	-	-	-	-

白内障手術を短期間または日帰りで多数行っています。全身合併のある眼疾患患者については、他科と連携し術前、術後管理を行います。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　電解質溶液利用のもの	41	3.63	9.71	0.00	74.12
K834	精索静脈瘤手術	34	1.06	1.00	0.00	32.71
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	11	6.34	10.64	9.09	67.45

膀胱がん患者に対して、手術にて確定診断を多数得ています。術後に補助治療（化学療法）を行ったり、放射線治療が必要な場合は、他院と連携して併用治療を行います。また、男性不妊手術も積極的に行い、実績を上げています。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	-	-
180010	敗血症	異なる	21	0.48
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	15	0.34
180040	手術・処置等の合併症	異なる	10	0.23

他疾患で、入院治療を行った患者の重症化は、低いと思われます。医師、看護師、コメディカルの連携、協力により、患者により良い医療の提供が行われています。

更新履歴

平成27年度 宇部興産中央病院 病院指標

平成27年度宇部興産中央病院病院指標