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メッセージ
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研修の目的と特徴

この研修プログラムは医師国家試験合格後の2年間に、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリーケアの基本的な診療能力(態度、技術、知能)を身につけるとともに、医師としての人格を涵養することを目的とする。

当院は総合病院であり各分野の指導医を擁しているが、国立病院機構山口宇部医療センターならびに山口県立病院こころの医療センターなどと連携することにより、それぞれの病院の特性を生かした全診療科対応の臨床研修プログラムを設定している。

1年目に基本研修科目である内科、救急部門をローテートした後、選択必修(外、麻、小、産、精)から2科目選択しプライマリーケアの基本的な診療能力を身につける。

2年目には地域医療、必修項目履修および研修生の自由選択科目において基本的研修を継続できるように設定してある。これによって医師としての広い基礎的な研修とともに将来の専門への導入的な研修が可能となっている。



研修医委員長 福田 進太郎

研修医との距離感そして期待 ―卒後32年目の医師の目から―

全身から若さを発散させながら貪欲に知識・技術を吸収して日々自信をつけていく姿を眺めるのは嬉しいものです。どこの施設でもそうでしょうが、彼らの存在は、同じ年代の他職種のスタッフにも刺激を与え、日常の交流を通じて院内を活性化させてくれます。また、まだまだ守り育てられるべき研修医といえども、立派な常勤医師であり、応分の勤務負担を受け取ってくれることにより中堅の医師の負担軽減にも確実につながっており感謝しています。

卒後32年目になろうとする医師として、実りある研修を実現する為に、自分の果たす役割は研修期間全体のバランスとモチベーションを維持できるようなことだと思っています。最初に彼らを迎えた時には、自分の持っている事を出来る限り伝える事だと思っていましたが、それではお互いに疲れるということが分かってきました。卒後3年目から20年目の指導医が各々の最新の知識を細かく教える姿に安心し、最近はリスクマネージメントなど将来にわたって重要なことを分かりやすく伝えるよう心がけています。

人を教えるという事の喜び、責任感をできるだけ多くの研修指導スタッフに理解してもらい分かち合っていくことが良い研修病院への唯一の確実な道なのだということを実感する毎日です。今後も研修医とともに自らを高める意識に満ちたスタッフをさらに増やし、新しい研修医が着任するのを待ってます!